国内で新型コロナウイルスに感染した飼い主から預かった犬2頭がPCR検査の結果、陽性反応が確認されました。
海外では動物が新型コロナウイルスに感染した事例が報告されていますが、日本国内で動物から陽性反応が出たのは初めてです。
今回は国内で初めて犬が新型コロナウイルス陽性と判明した場所や経緯について調べてみました。早速チェックしていきましょう!
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目次
犬が新型コロナウイルスに感染した場所はどこ?
今回、犬が新型コロナウイルス感染していることが確認されたのは、新型コロナウイルスに感染した方の飼育するペットを預かるプロジェクト『#StayAnicom』を実施しているアニコムホールディングスの施設です。
このアニコムホールディングスはペット保険などを展開する会社で、4月から新型コロナウイルス感染者のペットを無償で預かる事業を行っています。
犬が新型コロナウイルス陽性と判明した場所は何県?
今回犬から新型コロナウイルスの陽性が確認された地域はどこなのでしょうか?
調べてみたところ、詳しい地域は公表されていませんでした。
アニコムホールディングスのホームページを確認すると、ペットの預かりは東京・神奈川・千葉の施設で行われているとのことです。
施設にペットを預けるには感染者と濃厚接触していない人が施設まで送迎する必要があるため、今回は首都圏で確認されたのではないかと考えられます。
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犬が新型コロナウイルス陽性と確認された流れ
今回犬から陽性反応が確認されたのはどのような流れだったのでしょうか?
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犬が新型コロナウイルス陽性と確認されているがまだ感染とは言えない?
ここで一つ注意しておきたいのが、今回の犬におけるPCR検査陽性の確認は、感染が確認されたというものではないということです。
人間では陽性が確認されると感染者数にカウントされますが、犬では感染と確認されないとはどういうことなのでしょうか?
国内の犬の新型コロナウイルスPCR検査陽性のニュースについて、簡単にまとめました。
過度に恐れず、正確に情報を把握いただくよう、獣医師としてお願い申し上げます。 https://t.co/eQPgi9DdFp pic.twitter.com/J8scmsWxHq— なおきち@月夜の獣医師 (@EarthAnimalHeal) August 3, 2020
では、今回PCR検査陽性が確認された犬で感染が成立するかどうかは、どのように確認するのでしょうか。 これには「犬の体の中で新型コロナウイルスが増殖した」という何らかの証拠をつかむ必要があります。この証拠をつかむ一つの方法として、人でも行われている『抗体検査』があります。病原体が体内で増殖すると、これを排除するために身体の免疫システムが働きます。免疫システムが病原体を排除するために身体の中で作りだす道具の一つが抗体です。免疫システムはさまざまな病原体に対応してそれぞれ異なる抗体を作り出します。新型コロナウイルスの感染に対しても対新型コロナウイルス用の抗体が作られるため、この抗体が検査で検出されれば、新型コロナウイルスが感染していた証拠となります。感染が成立していなければ、この抗体は検出されません。ウイルスの感染後、抗体検査の結果が陽性になるまでは一定の期間を要します。今回PCR検査で陽性が確認された犬たちは、今後期間をおいて抗体検査を実施し、感染が成立したかの判断を行う予定です。引用:アニコムホールディングス株式会社HP |
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犬から陽性反応が確認されたアニコムホールディングスでの対応
『#StayAnicom』プロジェクトでは、これまでに犬29頭、猫12頭、うさぎ1羽の合計42頭のペットのお預かりを行ってまいりましたが、全てのペットに対して複数回のPCR検査を実施し、「陰性」であることを確認しておりました(2020年8月3日時点)。今回「陽性」が判明した2頭の犬についても同様に、複数回のPCR検査を異なる複数施設で実施したところ、「陽性」の検査結果を得たものです。なお、海外での犬や猫の感染報告では、数日中に「陰性」の結果に転じることが多いとの報告が行われており、現在、1頭については「陰性」の結果に転じ、2頭とも健康状態に大きな問題はありません。また、これらの犬2頭において新型コロナウイルスの感染が成立したかについては、明らかとなっておりません(※)。 (※)抗体検査の結果が陽性になるまでは一定の期間を要するとの報告があることから、今後、当該結果を踏まえて抗体検査を実施し、感染が成立したかの判断を行う予定です。引用:アニコムホールディングス株式会社HP(https://www.anicom.co.jp/release/2020/200731.html) |
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